飲食店の売上・集客アップを実現するために ~「繁盛店創出事業」活用事例紹介~

「繁盛店創出事業」は、大田区産業振興協会(以下「協会」)が区内商業・サービス業店(個店)に経営指導や店舗デザイン等の専門家を派遣し、繁盛店を目指すことを目的に平成21年度からスタートした事業である。当初は相談のみであったが、平成24年度から専門家のアドバイスを基に店舗改装・開業する場合に助成金を利用できる制度を設け、平成30年度までの7年間で109店舗に利用されている。審査で決定された交付対象店舗に最高で50万円の助成金を交付しており、店舗内外装工事、広告制作、宣伝広告等の費用が補助対象となっている。平成30年度は48店舗から申し込みがあり、そのうち約半数の28店舗に助成金を交付した。
今回、実際に「繁盛店創出事業」の助成金を利用した、丸天ラーメン店の店主である高柳恵州さんにお話を伺った。店主は、ラーメン一筋27年、その優しい笑顔と、明るく清潔で、いやな臭いの全くしない店内がとても印象的であった。

助成金で改善した店舗ファサード
清潔で明るい店内

お店について教えてください。

当店は、1年半前に下丸子で開業しました。元々菊名で先代と一緒に中華そば屋を経営していましたが、ビルの建替えを機に、大田区で見つけた空き店舗に移転することとなりました。先代が50年間つくり上げてきた伝統の味を守り続け、食べて飽きないあっさりした味のラーメンを提供しています。菊名時代と違い、1人でやっているので、メニューは大幅に絞っての再スタートでしたが、野菜や肉の仕入れ先が変わったことや、使う水が違うことで、なかなか味が決まらず、数カ月の試行錯誤を経て、やっと味が落ち着いてきました。店内は、清潔さを保つだけでなく、臭い対策にも気を配っていて、毎日欠かさず排水管の掃除を行っています。シンプルでさっぱりした味と、明るく清潔な店内を心がけることにより、徐々に常連さんも増加中で、中には週3回来店するお客様もいらっしゃいます。わざわざ菊名から来ていただいているお客様もいて、それはすごくありがたいです。

応募のきっかけや助成金利用後の反響はどうでしたか。

集客や売上に悩んでいた時、協会から募集案内をいただいたことが応募のきっかけとなりました。すぐに専門家の方を派遣していただき、外装、ポスター、チラシ、広告等について無料で店舗診断をしていただきました。入口に暖簾をつけることや、ドアをアルミから暖かみのある木目調にすることにより、店の入口の雰囲気を明るく解放的にし、おひとり様でも入りやすくすること等改善提案をいただきました。改装後は、お客様も増え、売上が15%アップしました。専門家の無料診断、店舗改修工事費を半分負担していただけることは、創業間もない当店にとっては非常にありがたかったです。

今後、どのような店を目指されますか。

専門家からいただいた改善提案の中でまだ実現できてないものもあります。今後はそれを視野に入れ、更に地元の人に愛されるお店を目指していきたいと思います。将来は、菊名でお世話になった方々に恩返しができるよう、菊名に2号店を開店させたいと思っています。

「笑う門には福来たる」をモットーに高柳店主は今日も奮闘されています。

「笑う門には福来たる」がモットーの高柳店主
丸天ラーメンいちおしのタンメン

平成31年度「繁盛店創出事業」の募集案内はhttps://www.pio-ota.jp/news/2019/04/31-6.htmlをご覧ください。

2019.8.7


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