電波時計レピータ NAR-40P/NAR-40C

既存設備を変更せず、電波時計の時刻を合わせることが可能

電波時計は、標準電波を受信することで、正確な時刻を表示する時計ですが、建物内は遮蔽されている為、標準電波が届かず、時刻が合わないケースが多いです。
本製品は、電波時計に標準電波を送信し、電波時計の時刻ズレを解消する装置です。親機と子機の構成となっています。（親機1台に対し、子機は最大10台）親機と子機は定期的に通信を行い、親機に表示している時刻を子機に伝え、子機が電波時計に標準電波を出力して、時計の時刻を合わせる仕組みになっています。
子機は壁掛け式時計の裏に設置する形状となっており、電波時計の設置場所を変えずに使用することができます。親機は事務作業をするデスクなどに設置して使用します。

本製品は独立したネットワークとなっており、インターネット（Wi-Fi等）やGPS、標準電波の受信を必要としません。そのため、配線工事やレイアウト変更、IPアドレスの割り当て、セキュリティ対策といった設置時に煩わしい作業なしで使用できます。
親子間の通信は比較的外乱（障害物への耐性有）に強く、長距離通信が可能な無線通信方式（LoRa）を採用しており、入り組んだ屋内でも通信可能です。親機は商用電源の周波数を利用して、時刻を補正する機能が搭載されており、長期的に安定した時刻を表示します。

ビルや工場に多数設置された時計の時刻合わせ皆が見る場所の時計に

ビルや工場など広いエリアでは、目視しやすいよう電波時計を多数設置します。ビルや工場では電波が届きにくいことや、点在した多数の時計に対応するのは困難であるため、本製品が適しています。
工場等で労務管理を行う場合、人が作業するフロアに労務管理用の時計を設置し、この時計を元に時間を記録する為、時刻の正確さが求められます。特に食品工場では、異物混入を防止する観点から、腕時計を持ち込めないため、正確な時刻を示す壁掛け時計が必要になります。
本製品を用いることで、電波時計の時刻を合わせることが出来ます。