ナノファイバーを応用した油吸着シート製造装置・リユース可能脱油装置(一式)

第31回入賞製品・技術

おおたECO推進賞

ナノファイバーを応用した油吸着シート製造装置・リユース可能脱油装置(一式)_写真

新素材「ナノファイバー」を応用した、自重の40倍以上も吸油する油吸着シートの製造装置と、
吸着させた油もシートもリサイクルできる脱油装置

概要

新素材「ナノファイバー」を応用した、自重の40倍以上も吸油する油吸着シートの製造装置と、吸着させた油もシートもリサイクルできる脱油装置

1000nm以下の繊維径である「ナノファイバー」は、超極細の繊維であるため、吸油・保水・防音・断熱・フィルター等多くの分野において、従来にない高性能を有する新素材です。当社は、このナノファイバーを溶融型で大量生産する製造装置を開発し、2017年に特許を取得しました。当社のナノファイバーの特徴の1つである「自重の50倍以上の吸油性能」に着目し、より効率よく吸油できるようナノファイバーをシート化する装置を開発いたしました。さらに、吸油したシートから油を分離させ、油もシートも再利用可能にする脱油装置も開発しました。油吸着による二次廃棄物の発生量も抑制でき、さらに油水分離することで回収油のリサイクルも実現できます。

ナノファイバーを応用した 油吸着シート製造装置・リユース可能脱油装置写真1

特徴

「環境に優しい」かつ「低コスト」で、ナノファイバーの製造、シート化、脱油が可能

当社のナノファイバーは、有害な溶媒を使用しない溶融型にて製造されており、500nm前後の繊維径のナノファイバーを1時間6kg以上も大量生産します。
シート化装置は、ナノファイバーを不織布で挟み込みシート状に成形加工します。従来の油吸着材に比べ、2〜3倍程度の優れた吸油性能を有し、一般的な油吸着材としてはもとより、重油流出事故時の油吸着材や油回収マットなどとして活用することができます。
プレス方式の脱油装置は、電力を必要とせずに吸油したナノファイバーから油を搾り取り、高効率で油を回収できます。搾りきったナノファイバーも、吸油性能は若干低下するものの維持され、 油吸着材として再利用することができます。

ナノファイバーを応用した 油吸着シート製造装置・リユース可能脱油装置写真2

用途

河川・海洋等の油汚染対策から発電所・工場等の油処理対策まで幅広く利用可能

当社の油吸着用ナノファイバーシートは、都市河川の水質汚濁防止や、重油流出等による海洋汚染の拡大防止対策となります。産業用としては、発電所・工場・レストラン等のグリストラップなどに利用すれば油のみを回収し、脱油装置によってシートと吸着した油を分離することで、シートも油も再利用することができ、環境に優しく低コストで廃油処理可能です。
当社のナノファイバー技術は、吸油以外にも、保水、断熱、遮音、フィルター等多用途の素材を製造するだけでなく、複合素材などを原料とすることで新製品を創出することができます。

講評

本製品は、同社の有するナノファイバー溶融紡糸装置を用いて紡がれたナノファイバーをシート状に成形する装置と、このシートを重油流出事故等での油吸着剤や油回収マットとして使用した後の搾油装置です。ナノファイバーシートの優れた油吸着性能と吸着後の油を分離回収できる特色、さらには使用後のシートも燃料油としてリサイクル可能な点が評価されました。大田区発の技術が地球環境保全に直接寄与できる製品に繋がることを期待して、おおたECO推進章を差し上げることにいたしました。

企業情報

社名 関西電子株式会社
住所 東京都大田区大森南4-6-15 テクノFRONT森ヶ崎208/509
TEL 03-6423-2858
FAX 03-6423-2857
メール kondoh@kansaidenshi.co.jp
HP https://www.kansaidenshi.co.jp
業種 製造業
事業内容
  • ナノファイバー溶融紡糸量産装置の製造・販売・アプリケーション開発
  • 直流高圧電源、静電気関連製品、一般電子機器・放射線関連製品の輸出入・製造・修理・校正
ものづくり・イノベーション推進課 イノベーション創出担当
事業紹介
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