プレスショットカウンター「PSC-07MTL」
奨励賞
プレスショットカウンター「PSC-07MTL」
概要
金型のショット数を内部の部品ごとに計測・管理
プレス機は必ず製品に合わせて設計された金型を取り付けて運転を行います。プレス機の稼働回数がそのまま金型のショット数を示す理屈ではありますが、金型は様々な部品で構成されており、メンテナンスによってこれらの部品は交換が行われるため、プレス機の稼働回数の記録だけでは金型の詳細な状態を管理することができません。
そこで同社が開発した「プレスショットカウンター」は、金型のショット時に生じる振動を検知してショット数の計測を行います。内部で複数の記憶領域を持ち、これを管理したい部品に割り当てることで、部位ごとの管理が可能となります。専用のソフトウェアを用いることで、複数の金型を一元管理することもできます。
特徴
日常管理の簡略化及び見える化とソフトによる一元管理
ショット数の確認と保存は専用端末による光通信のワンタッチ操作で完了し、ソフトへのアップロードも同じ手順で行うことができます。台帳やExcelへの記帳作業は全て簡略化可能です。ソフトは警告機能を有しているので、定めた限界数やその接近を通知しますので、警告が出るまでは「カウンターの読み取り」と「ソフトへのアップロード」だけを日々の作業とすることができます。過去の記録をアップロード毎の単位で全て保持するので、記録を分析することで傾向をつかみ、また時間単位の稼働状況の調査機能で工程の最適化を図ることができます。

用途
品質管理能力の向上と工数削減
限界を超えた部品の使用は生産の安定性を損なうだけでなく、金型そのものを破損させてしまうリスクがあります。部品ごとに使用数を定めて管理を行うことにより、安定性を高めるだけでなくメンテナンス時期の計画や最適な部品在庫の管理が行えますので、予防保全能力の向上にも貢献します。
現在のショット数管理は台帳やExcelへの記帳が主流となっておりますが、ワンタッチで読み取りと記録が行えて、パソコン1台で全体の状況を把握できるようになることは管理者の負担を大きく軽減できると望んでおります。

講評
固有振動を識別する次世代型金型カウンター
プレス加工用の金型は加工を重ねるとメンテナンス等が必要になるため、加工回数を正確に把握することが重要ですが、多数の金型を用いている加工現場では全ての金型ごとにカウンターを設置することは難しいケースが多く見られます。
本製品は、ワイヤーハーネス用の電線加締め器具での経験を活かし、金型ごとに異なる加工時の固有振動を学習させることで、カウンターを使いまわしても、それぞれの金型ごとの加工回数を正確に把握できるように工夫されています。これに加えて、カウンターのデータを光通信で収得できるため、金型管理をPC上でデジタル的に行えます。こうした技術的優秀性が奨励賞にふさわしい特筆すべき点として評価されました。
企業情報
| 社名 | 株式会社コスモネット |
|---|---|
| 住所 | 〒144-0053 東京都大田区蒲田本町2-4-2 アクシード蒲田本町2F |
| TEL | 03-5744-6626 |
| HP | https://cosmonet-jp.com/ |
| 事業内容 |
・ハーネス製作関連装置開発(製造/販売/保守) ・端子圧着検査装置開発(製造/販売/保守) ・センサーユニット開発(製造/販売) ・各種制御ユニット開発(製造/販売) |
