【画期的】大田区町工場のものづくり力がパラスポーツに大貢献!
車いすバスケットボール日本代表選手に開発部品が採用されました

2021年10月15日 公開

大田区及び大田区産業振興協会では平成29年度から令和2年度までの期間、東京2020パラリンピック競技大会を見据え、区内中小企業14社と車いすメーカーとの連携により「障がい者スポーツ用具製品開発事業」(以下「本事業」という。)を実施いたしました。 車いすバスケットボール日本代表選手へ東京2020パラリンピック競技大会での採用を目指し、車いすを操作する上で重要なキャスター部品である「フォーク」と「シャフト」に焦点を当て、開発してきました。本事業の最終年度である令和2年度は、軽量化を飛躍的に高める開発を行い、その最終試作品は、日本代表候補選手はもとより、チームスタッフからも高い評価をいただくことができました。 この度の東京2020パラリンピック競技大会内にて、本事業で開発された「フォーク」と「シャフト」が男子・女子ともに車いすバスケットボール日本代表選手に採用され、男子は銀メダルを獲得、女子は6位入賞という好成績を収めることができました。誠に慶賀に堪えない快挙となり、改めて区内ものづくり産業の技術力の高さが証明されるとともに、大田区の「開発力」や「製造対応力」でパラスポーツに貢献することができました。

<採用製品>
車いすバスケットボール用車いすのキャスター部品「フォーク」及び「シャフト」

令和2年度最終フォーク・シャフト.jpg

<重量>
「シャフト」と「フォーク」合わせて、1つにつき59グラム。 既存製品(119g)に比べて約50%の軽量化につながりました。 ※車いすバスケットボール用車いす1台につき、キャスターを3つまたは4つ使用するため、180gから240gの軽量化を 実現しました。

<日本代表選手採用者一覧>
男女24名中14名、詳細は別紙( PDF242KB)の通り

<参考>
車いすバスケットボールは、下肢などに障がいのある選手が、競技用車いすを巧みに操作しながらプレーするバスケットボール。使用するコートやリングの高さなどは一般のバスケットボールと同じで、激しい攻防やスピーディーなパスワークが魅力。1960年にローマで開催されたパラリンピック第一回大会から実施されており、現在でも最も人気のある競技のひとつです。

一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟(HPより): https://jwbf.gr.jp/wheelchairbasketball

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