全日本製造業コマ大戦 大田区場所

使用するケンカゴマ

「おおた工業フェア」開催期間中の2月6日に特別イベントとして「全日本製造業コマ大戦 大田区場所」(以下、コマ大戦)が開催される。
コマ大戦は、元気がない製造業を元気にしたいとの思いをもとに、平成24年2月2日に第1回全日本コマ大戦が開催された。全国の中小企業が、自社の誇りを賭けて作成したコマを持ち寄り、1対1で戦う大会である。使用するケンカゴマは、直径2cm以下の1円玉より小さいコマである。

コマを戦わせている様子

自社製品をもたず、下請けとして日本を支えてきた製造業者は技術と設備を持っていても、自社製品を製造する機会がなかったが、本気で設計し、プロの機械を使用して自社の持てる技術を全て注ぎ込んだ自社製品のコマが、土俵の上でぶつかり合う姿を多くの人に見てもらい、1人でも多くの人が製造業に興味を持ってもらうことが目的である。

参加者は国内の小さな町工場を中心に、製造業以外に、一般(大学生、専門学校生、高等学校生、サークル)から参加者を受け付けている。コマは直径2cm、全長6cm以下で材質・重さ・形などの規制はなく、勝敗は相手のコマより長く回り続けたら勝ち、土俵の外に出たら負け、2連勝した時点で試合終了となり、勝者は敗者のコマ(それまでの戦利品のコマを含む)を全てもらえ、優勝者が大会全参加者のコマを全て総取りすることとなる。

コマの種類も、相手のコマと衝突した際にバランスが崩れにくく、ぶつかり合いに強くするため重心を下げた「低重心型」、素材を軽量化し、相手のコマの回転方向と逆向きに回すことで回転力を奪う「軽量型」、コマの概念にとらわれず回転時に変形するような「変形型」、相手にぶつかることを避けるため、接地部分を尖らせて土俵の一点に突き刺す「一点回転型」、摩擦を小さくし回転時間を長くするため、接地部分と胴体部分を別のパーツに分割する「ベアリング型」など、勝つために様々な創意工夫がなされ高技術製品のコマが出場してくる。

第2回全国コマ大戦は平成25年2月に行われ、第1回大会の10倍となる200チームが参加し盛大に開催された。
全国各地で大会が盛り上がる中、平成27年2月15日、コマ大戦初の世界大会が「ボリビア」、「ベトナム」、「インドネシア」、「韓国」、「タイ」、「アメリカ」の国外6か国を含む29チームが横浜港大さん橋国際客船ターミナルに集まり、初代世界チャンピオンの座をかけた夢の対決が行われた。決勝戦は日本チームとインドネシアチームとの熱い戦いとなり、激闘の末からくも日本勢が初代チャンピオンとなった。日本勢では高校生チームも参戦し、大人相手に堂々とした試合を行った。展示会場で行われた子供コマ大戦では、用意したコマキットがあっという間に無くなるほどの大盛況となり、学生及び子供達が「コマ」を通じての製造業への関心の高さがうかがわれる結果となった。

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大田区場所では「一般部門」と「ユニーク部門」の各8チームが参加し、優勝を狙う。
大会推進委員である有限会社関鉄工所の関社長は「コマ大戦は全国で行なわれており大会に出る事によって、大田区を超えて全国の方達と交流が出来るのもひとつの魅力。今回は大田区からの参加は少ないが、技術の高い大田区の企業なら優勝も十分目指せると思う。これを機にコマ大戦へ出場される方が増えてものづくりが盛り上がっていけば嬉しい」と述べている。

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