フード展示商談会in大田で事業を拡大

food_03.jpg株式会社ラ・ヴェールは、大田区内に自社工場と地域密着型の直営店を6店舗かまえるパン屋さん。すべての商品は無添加・手づくりで、100種類を超える豊富な品揃えは、近隣住民からの評判も高い。店頭販売だけではなく、大手スーパーや百貨店にも商品を収める等、幅広く事業を展開、46人の従業員が精力的に働いており、平成24年度には大田区商店街連合会主催の『おおたの逸品』として認定される等、大田区内で確固たる地位を築いている。
同社黒川社長は岐阜県出身、28歳の時に知人が始めたパンの宅配を手伝ったことをきっかけに地元で起業。中部・関西地域のスーパーにパンコーナーの企画や新製品を提供し、また有名な老舗製菓会社のイメージに合わせたパンのOEM生産も手がける等、事業は順調に推移。勢いに乗った平成18年に東京進出を決意し、大田区鵜の木に出店。しかし、初めは思ったほどの成果をあげられなかった。「新規顧客の開拓や経営改善に悩んでいたが、地方出身の私にとっては相談相手もなく、どうすればよいのか全く分からなかった。『おおたの逸品』を受賞したことをきっかけに大田区産業振興協会(以下、協会)を知り、以降、ビジネスサポート事業を活用し、経営相談や地域情報を収集できるようになった。」(黒川社長)

food_04.jpg当協会は、平成25年度から大田区内の中小食品事業者の商機・販路開拓につなげることを目的に「フード展示商談会in大田」(以下、フード商談会)を創設。中小食品事業者が、百貨店・スーパー・食品商社等のバイヤーとの個別商談を通じて、新規顧客開拓等のビジネスチャンスを提供する事業である。同社は、第1回フード商談会に参加したところバイヤーからの指名も多く、その後の商談で大手スーパーや百貨店との取引が決まり、現在は店舗販売だけでなく、催事等での展示・販売を含め事業は拡大傾向にある。また、平成27年3月に開催された第2回フード商談会にも参加、新たに大手2社と取引見込みがあるとのこと。「協会がビジネスチャンスの場を提供してくれるのは非常に助かっている。町の小さなパン工房が大手スーパーや百貨店と接点を持つことは難しく、自分たちの力で営業しても成果を上げることは難しい。」(同)

food_02.jpg同社は美味しいパンをつくるだけでなく、いかに“大田区らしい”パンをつくるかにも取り組んでいる。近年は大田区鵜の木発祥のあげパンをご当地グルメ『東京あげパン』として世に広めるため、今日も奮闘している。

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