TOCアナライザー

第26回入賞製品・技術

おおたECO推進賞

TOCアナライザー_写真

概要

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水中の有機汚濁物質の指標では、化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand:COD)や生物化学的酸素要求量(Biochemical Oxygen Demand:BOD)が水質規制などに採用されていますが、実際の水中有機物量をより正確に把握できる指標として全有機炭素(Total Organic Carbon;以下TOC)が挙げられます。TOCの測定には、高価な機器や特別な技術が必要で誰でも取扱えるものではありません。そのため簡便かつ迅速に測定できる製品の開発に至りました。従来のTOC分析装置に、当社の簡易水質分析技術と新たな技術を組み合わせ、迅速かつ簡易にTOCの検出を可能にした機器です。(特許取得済)安価で、簡単な操作、測定時間も30分程度と短い時間で測定できることから、誰でもどこでも使える製品になっています。

  • 測定範囲: TOC(全有機炭素) 3.0~30.0mg/L
                    IC(無機炭素) 5.0~50.0mg/L
  • 所要時間: 約30分
  • 検出原理: UV酸化分解-濁度検出方式
  • 本体寸法: 400L×180W×360H mm(6.5kg)

特徴

本製品は従来のTOC計とは異なる、低コスト、現場対応型のTOC計です。TOC(全有機炭素)とは水中の有機汚濁の指標です。従来のTOC計は、酸化剤無しでは有機物を分解できないものや、燃焼炉で酸化分解を行うため大型で高額なものが主流でした。本製品は分解部と検出部が配管チューブでつながれた循環構造となっており、酸化剤を使用せず、紫外線により排水等に含まれる有機物を効率的に酸化分解し、分解によって生じた二酸化炭素を濁度として検出するため、高価な検出器を用いずに測定可能であり、小型で設置箇所には特別な設備を必要としません。(特許取得済)

準備などを含めた測定時間は1検体あたり30分以内であり、事業所などにおける工場排水 同処理水の監視や工程液の管理の他、下水放流水や環境モニタリング、大学や試験研究機関 などにおける試験・研究などの使用に最適です。

講評

 「おおたECO推進賞」は『TOCアナライザー』が受賞されました。水質の有機汚濁の指標である全有機炭素量を測定するため、水中の有機炭素を、光触媒を用いて分解し、発生する二酸化炭素を濁度によって計測するよう工夫することで、従来にない小型で低価格の測定装置を実現している技術力の高さが高く評価されました。環境保全の要求が増している現在、水質モニタリングなどの用途でこの製品が活躍することを期待いたします。

企業情報

社名 株式会社 共立理化学研究所
住所 〒145-0071 大田区田園調布5-37-11
連絡先 TEL:03-3721-9207
FAX:03-3721-0666
URL http://kyoritsu-lab.co.jp/
共同受賞 有限会社 環境資源システム総合研究所

ものづくり・イノベーション推進課 イノベーション創出担当
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