パウチ高速型給袋装置

第26回入賞製品・技術

テク乃ちゃんイチ押し賞

パウチ高速型給袋装置_写真

概要

パウチ高速型給袋装置とは、25 枚から600 枚位積み重ねられたパウチの束を途切れることなく1 枚ずつ切り離し、後工程の機械( 充填機あるいはスパウト装着機) へ搬送する装置です。積み重ねられたパウチを収納するストック部の最も上にあるパウチを1 枚ずつ吸着盤で持ち上げ切り離す動きは、一般的にエアー機器で行ってます。しかし今回の開発目標である高速で安定した装置を作るため、動力伝達部は純メカ部品( サーボモータ・ロボシリンダー・ボールねじ、カム・リンク) に替えて、1 枚ずつになったパウチを乱れずに高速(130袋/分2袋送り) で送って行く機構と同期させ安定したシンプルで耐久性のある構造としました。又、保管中のパウチは温度変化に依り、反ったり、捻じれたり、表面の滑りが悪っています。更に、冬場になると静電気の影響を受け、袋の搬送スピードが著しく遅くなるなどチョコ停が多く見られます。そのような現象を想定し高速でも稼働率99%以上で運転できるように作られてます。

特徴

本装置は、積み重ねられたパウチを上から1 枚ずつ最適に配置した吸着盤で真上に吸い上げます。その際、2枚目の袋が連れ上がるため、工夫した機構になってます。次に1枚になったパウチを高速で水平搬送する大きな推進力が必要で、それは、ゴムロールを上下に配置した送り部の間にパウチの先端を差し込み下部ローラが挟むことによりシューターへと搬送します。

高速搬送動作の連続なのでアキュームスペースを設けたシュータは、突発的なパウチ姿勢の乱れをガイド、エアーブローで回避します。さらに10,000 枚に1回、あるいは、数回程度/日起こるパウチ2枚重なりを解消するため、センサーにて2枚と1枚を見極め、2枚の場合、2度同じ動作を繰り返し行うことで、チョコ停"0"を目指しています。

その結果、この装置は国内の他の装置と比べ、能力200%以上アップ、稼働率20%アップと優位性があります。

講評

今回の「テク乃ちゃんイチ押し賞」には『パウチ高速型給袋装置』が選ばれました。この製品は、束で供給されるパウチ袋を1 枚ずつとりわけ、姿勢を整えて製品充填工程へ送る装置で、静電気の発生による障害を取り除く工夫や、さまざまなパウチ袋への対応性といった技術力の高さに加えて、パウチという一般の方が目にする製品の製造を支えていること、大田区らしい「からくり」に満ちた機械であることから、本賞の受賞にふさわしい製品と評価されました。

企業情報

社名 平賀機械工業 株式会社
住所 〒143-0014 大田区大森中2-21-10
連絡先 TEL:03-3762-8481
FAX:03-3762-8463
URL http://www.hiraga.co.jp/

ものづくり・イノベーション推進課 イノベーション創出担当
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